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若手社員に必要な5つのこと

先日ある方から、このように言われたんだ。「今野さんのブログには、若手社員の働き方の指針となることが多くて勉強になっていたんですが、この頃方向性が違いますよね」と。

そうかなあ・・・。そんなつもりはなかったんだけどね。
この方が言っているのは、恐らく2008年に僕がやっていた「若手社員仕事できる化プロジェクト」のことをおっしゃっているんだと思うんだな。

このプロジェクトは楽しかったんだ。僕の考える「仕事ができるということは?」を骨子に、社内のコンサルタント達と2ヶ月間毎日のようにブレーンストーミングをして、その議論を元にブログに書いていったんだ。

2008年の12月22日のブログ「若手社員仕事できる化:45編完結せり」に総集編があって、リンクが貼ってあるので、興味のある人はぜひ読んでみてほしいね。

このブログの内容は後日、「スター社員の教科書」という一冊の冊子にまとまって、研修などにも使われるようになったんだよ。

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「ブログに、若手社員の参考になるようなことも、たまに書いてください」
と、その方からご要望をいただいたんだけど、今は組織変革の仕事にまい進していて、風土とリーダーシップをテーマにしているから、全方位でご要望にお応えするのは、なかなか難しいね。

でも、せっかくなんで、「今現在若手社員に言いたいことを5つ上げてください

☆理想像を描く 


僕が若手社員の頃から、何よりも大事にしていたのはこれ。
自分の理想像を描くこと。いつまでにどうやってその理想を実現するか?
スケジュール感覚を持って取り組むこと。
とりあえずその日を暮らしている人と、「この会社の社長になってやる」と決めて取り組んでいる人の中には、比べようも無い差が最初から横たわっている。

☆来た玉を打て

特に若いうちは「自分がやりたいこと」ということから頭を離して、ひたすら「来た玉を打つ」こと。「置かれたところで咲く」ことに徹すること。これはなぜか?仕事をよくできないうちに考えている「やりたいこと」なんて、実に視野の狭い、自分の可能性を閉じてしまうもったいない発想に基づくものなんだよね。だから「自分の可能性を広げる」ために、始めのうちは何でもやることさ。

☆チャンスを掴め

そして、守破離で言えば、「破」の頃に当たるのかな?少しずつ独り立ちができていく頃に、ようやく自分のやりたいこと、あるいは向いていることがわかってくる。そうしたらチャンスを逃さないこと。
会社から「今度はこういうことをやってみないか」という投げかけがあったり、別の部署から「来ないか」と声がかかったり、部署単位ではなくても、新しいプロジェクトに参加するチャンスが巡って来たり。
そこでの決断は自分次第だ。
「チャンスを掴む」という意識は常に持っていなくてはいけないんだ。

☆チャレンジ&レビュー

日常的に大事なことは、成功からも失敗からも全ての仕事を「学び」に変えていくこと。
これは実際にはなかなか難しいんだよ。地道さ、几帳面さが要求されることだからね。
極端に言うと、毎日欠かさずきちんと日記をつけられるような人がいいよね。
一日の中でうまくいったことにはどんなことがあったのか?もっとこうしたらうまくいくというポイントは何があったのか。日々そうしたことを振り返られる人は、着実に成長していくね。なぜかって?学びになるからさ。
やっぱりね、少しの時間でいいから「書く」ことが必要なんだよね。

☆頻繁に棚卸しをせよ 

そして、定期的に常に自分自身の「棚卸し」をすること。これは理想像を描くことの次に大事なことかも知れないね。総合的ボディーチェックだね。知識・スキル・マインド・資産・意欲・夢・人脈、ありとあらゆる項目について振り返る。できれば1年に一度はしたい。
僕は長い休みには、必ずこれをするようにしてるんだ。

この5つのこと「理想像を描く」「来た玉を打つ」「チャンスを掴む」「チャレンジ&レビュー」「頻繁に棚卸し」だけをきちんとやるだけで、君はあっという間に仕事のできる人への階段を登れるはずだよ。 
13:38 | 日記 | comment (-) | trackback (-) | page top↑

今野誠一の「リーダー塾」開講!

この夏、今野誠一の「リーダー塾」を開講することになったんだ。

この頃色々な声をいただくようになってね。
主に、次の3つかな。

☆色々な企業のリーダーと一緒に学ぶ機会として「他流試合」を望む声があったこと。
☆一社で研修をするにはまとまった人数と予算が必要だが、少人数を送り込める修行の場がほしいという声があったこと。
☆今野誠一の生き方をぜひリーダーに伝えてほしいという声があったこと。

僕としては、やはり3つ目の声がうれしいね。
35年間のビジネスマン生活の実践を通じて、たどり着いた、大きく3つのことを研修プログラム化してみることにしたんだ。あれもこれも盛り込みたくなるのをグッと我慢して、シンプルに作ってみようかと思うんだ。

1.信念を持ったリーダー

僕は、マングローブの創業時に「人生企画書」なるものを作ったんだ。
40歳を境に生まれてから今までの棚卸しを行い、これから死ぬまでの自分の人生を企画してみたんだ。そしてそれを実現するための生き方を、いくつかのミッションステートメントとしてまとめて追求していくことに決めて毎日を送るようにしてみたんだよね。
これが非常によかったんだ。異分野の人たちとのディスカッションを通じて、自分の人生へのポリシーと組み立てていくという痺れる体験を皆にしてもらいたいと思うんだ。

2.組織風土によい影響を与えられるリーダー

リーダーが、【GOOD&MORE】という考え方を持って人を見ることができること。まずは「うまくいっていること」に目を向けて、その後で「もっとよくするにはどうしたらいいか」という順番でものごとを考えるということ。今までのマネジメントは【BAD&NO】が基本スタンスになっている。駄目なところ、解決すべき課題を指摘するマネジメント。

3.時間の使い方の達人であるリーダー

昨年の秋(11月)に出版した「すぐやるリーダーの仕事術」という本は、たくさんの方に読んでいただいてありがたかった。ありがとうございます。

この書籍の帯にはこう書いてある。「後回しゼロ!すぐやるリーダーになれば、すぐやるメンバーを作り出せる。決まったことが実行できない“ダラダラチーム"にさようなら!」

この本に書いたことを中心に、時間の使い方の達人になるためのプログラムを用意することにした。

以上の3つのことを、この研修のパンフレット用に書き直すとこうなるんだよ。

1.リーダーとして、”信念“を育み、ストーリーのある人生(仕事・社会)を生きる

変革を成功に導いた日本企業のリーダー研究から、変革期にリーダーシップとは何か、真のリーダーとしての信念とはどういうものかを学びます。
また、受講者自身の経験を棚卸しし、人生の目的や目標、計画を考え、明文化することで、信念を育みながら、決断力を高め、人生(仕事・社会)を歩み続けられるリーダーを目指していきます。

2.Good&More哲学を深く学び、“チームの風土を変革する”マネジメントを習得する

チームと部下のパフォーマンスを向上させ、成長志向を高めていくためには、Good&More哲学が有効です。人材育成や風土の活性化においては、問題点に焦点を当てて即時修正するよりも、Good(できているところ)に焦点を当てて認め、もっと伸びる部分(More)を気づかせ、伸ばしていく方がより早く、効果的です。
その考え方とメソッドを具体的に学び、人材を育成でき、職場を活性化することができるリーダーを目指します。

3.リーダーにとって最も重要な資源である「時間」の使い方・習慣を変える

リーダーにとっての、もっとも重要なリソースは、時間です。時間をいかに生産的に活用するかによって、事業と人材を成長させられるか否かが決まってきます。
自らの習慣を変え、チームの成果を最大化するための仕事術を学びます。
『すぐやるリーダーの仕事術』著者である今野誠一が効果的で実践的な方法を直接に指導します。


これらを通い2日間の研修に仕上げて8月の下旬に、特別プログラムとして実施することになって、ホームページには載っていないんだよね。興味のある方は、ぜひぜひお問い合わせを・・・。

2日間で受講料は一人5万円。内容的には10万円でも安いと僕は思うぞ~。
13:35 | 日記 | comment (-) | trackback (-) | page top↑

情熱と熱意をこめる

「情熱」とは、人生を充実させたいと本気で思う気持ちである、と僕は思っている。

そのためには、仕事を本気でやらなくてはならないし、遊びも本気でやらなくてはならないし、人と向き合うことも本気でやらなくてはならない。

「ならない」と書いたけど、嫌々やるのではない。自分で決めたことを自分で守ること。会社の中にいながらも自分株式会社のつもりでやらなくちゃ。

そして、「熱意」とは?いちずにやり続けること。手を抜かないこと。

情熱を実際に行動に移すことを言うんだ。

そのためにはそのこと自体を好きでないと続けることができないんだ。4つの愛を持っているか?自分の仕事への愛、商品への愛、仲間への愛、お客様への愛。

1.自分の仕事を天職と思っているか?
2.自社の商品を愛しているか?
3.仲間を愛しているか?
4.お客様を愛しているか?

いつも自分に問いかけていなきゃいけないよ。

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あなたの行動すべてに、情熱と熱意をこめなさい。
Put passion, zeal, and enthusiasm into everything you do.

この日めくりはマスターライト社よりご購入ください

 

14:58 | 今日の日めくり | comment (-) | trackback (-) | page top↑

今こそ「六然」

東日本大震災で世の中全体が揺れ、その後の対応のまずさから政界も揺れている。

揺れる時にはジタバタしない拠り所が必要だね。

あの勝海舟も、歴代首相が競って師事した哲人安岡正篤も拠り所としていたという、中国・明代の崔後渠(さいこうきょ)の言葉「六然(りくぜん)」は、そんな時に必要な言葉じゃないかと思うね。

「この六然を守って生きていけば、人生の道を誤ることはない」とも言われるよね。

【 六 然 】

☆自処超然(ちょうぜん<自ら処すること超然>)

自分自身に関してはいっこう物に囚われないようにする。絶えず、自分をつき放して眺めていること。人間というものは自分の問題になると、いろいろ物にとらわれて複雑に考え、執着したり拘泥したりするものである。

☆処人藹然(あいぜん<人に処すること藹然>)

人に接して相手を楽しませ心地よくさせる。藹は、春の草木の青々と茂った雰囲気を表す文字で、人に接すると春の山に霞のかかったようなのんびりとした温かい気分になる、そういう雰囲気が藹然だ。

☆有事斬然(ざんぜん<有事には斬然>)

事があるときはぐずぐずしないで活発にやる。「斬」は「斬る(きる)」と同時に「新しい」の意味がある。一朝ことある時には、旧来の陋習を破ってズバリと処置してのける勇断が必要だ。

☆無事澄然(ちょうぜん<無事には澄然>)

事なきときは水のように澄んだ気でいる。雑念を払い、私利私欲がないから融通無碍に動くことができる。

☆得意澹然(たんぜん<得意には澹然>)

得意なときは淡々とあっさりしている。「澹」は「淡」に通ずる。人間、得意の時はいい気になって、ともすると威張りちらしたり、驕ったりするものである。

☆失意泰然(たいぜん<失意には泰然>)

失意のときは泰然自若(じじゃく)としている。やせ我慢でもいいから、ゆったりと落ち着いていること。決して取り乱してはいけない。

今こそ「六然」。心に染み渡らせたい言葉ばかりだ。
12:21 | 日記 | comment (-) | trackback (-) | page top↑

螺旋的発展の法則

【インストラクショナルデザイン】

今日は、朝から一日、某社の半年前にやったマネジメント研修の振り返り研修だったんだ。5回シリーズでやっていてね。今日が4回目。来週で完結するんだ。

内容の詳しいことは書けないんだけど、こちらの人事部長さんが大変素晴らしいんだ。

何が素晴らしいかというと、まず第一にインストラクショナルデザインの基本どおりにきちんと設計されていると思うんだな。インストラクションデザインというのは、要は「教育設計」ということ。

単に研修会社から面白そうなプログラムの売込みがあったから費用も安そうだしやるか、ではなく、受講者分析、業務分析、必要性分析をした上で、冷静に何をすべきかを考えておられる。

Analysis(分析)→Design(設計)→Development(開発)→Implementation(実施)→Evaluation(評価)の流れを、教育研修の世界では「ADDIE」と言っている。
これをきっちりやられようとしてるんだ。

特に、現状&必要性をよく分析すること、別の言い方をすれば要件定義が何より大切。「なんのために」、「なにを」、「だれに」学習させるのか?をよく考え抜くこと。

こちらの会社では、これまでこれほど大掛かりな研修プログラムは実施して来なかった。必要がなかったとも言えると思うんだけど、環境も変わり競争も激しくなる中で、マネジメント強化がやはり課題となっているとのこと。

マネジメント研修というと、マネジメントに必要なスキル研修から入りがちで、現に他社からはそうしたプログラム提案が多かったという。
ベースとなるものの見方考え方や確かなマインドが先にないと、いくらスキル研修をしても無駄、という考え方で、いつもこのブログでも書いている【GOOD&MORE】の考え方などを含めた、いくつかの組織風土に影響を与えるものの見方、考え方について取り組んでいただく研修を最初に行うことにしてくださったんだ。

半分手前味噌にはなるけど、僕はこれは正解だったと思う。

【螺旋的発展の法則】

6ヶ月前の研修から、具体的に取り組みは進んだかどうか。継続して取り組むことができているかどうか?正直言ってなかなか実践が難しかった人もいたようだ。しかし、人事部長さんはまったく焦っていない。内心は分からないけれども(苦笑)、着々と次の手を考えているようにお見受けする。
この件で僕は、尊敬する田坂広志氏の著書「目に見えない資本主義」の中に出てくる「螺旋的発展の法則」という言葉を思い出した。少し長くなるが引用してみたい。

すなわち、これは「世界は、あたかも螺旋階段を登るように発展する」という法則。
世の中には、「世界は、右肩上がり、一直線に発展していく」という誤解がある。
また、「世界は、古いものが消え、新たなものが生まれることによって発展していく」という誤解がある。

しかし、実は、世界は、あたかも螺旋階段を登るように発展していく。
それは、螺旋階段を登る人物を想像するならば、分かりやすい。
この人物を横から見ていると、上に上っていき、進歩・発展していく。
しかし、上から見ていると、この人物は、螺旋階段を一周周り、元の位置にもどってくるため、復活・復古が起こる。ただし、単に元の位置に戻ってくるのではなく、必ず、一段、高い位置に登っている。必ず、何かが発展している。

すなわち、世界が発展するとき、その発展に伴って、古く懐かしいものが復活してくる。
ただし、それは単なる復活ではなくて、古いものが「新たな価値」を伴って復活してくる。
言葉を換えれば、「未来進化」と「原点回帰」が同時に起こるという法則。
それが、「螺旋的発展の法則」である。

この文章は世界の発展のことを言っているのであるが、個人の成長というものにもまったくもって当てはまるのだと僕は思っているんだ。

元に戻っているように見えて、必ず一段、高い位置に登っている、という確信を持って、焦らずに着実に取りくんで、歩みを進めていただきたいと切に思う。

夕方の研修の最後の人事部長のスピーチがまた素晴らしかった。

具体的な変化の兆しを上げながら、何度も「この会社は変わるよ」「この会社は絶対よくなるよ」と断言された。
幹部の自信を持った言い切りというのは勇気を与えるものだと思うよ。具体的なエピソードは確実に説得力に繋がるね。

来週は最終回。有終の美を飾りたいね。
14:53 | 日記 | comment (-) | trackback (-) | page top↑