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自分としっかり向き合う

カテゴリー:マングローブの30ブロック経営 『大切にする×働き方=本気で取り組む』


【弱みと向き合う】

前職の企業グループは、非常にハイテンションな風土だった。
ポジティブシンキングが組織全体に行き届いている。
それは非常に素晴らしいものだった。

一人ひとりの、「強み」「弱み」という点では、強みに完全にフォーカスしていたし、それに加えて「本人のやりたい気持ち」を重要視して、自己申告制度なども充実していた。

しかし、こうした俗に言う超活性化集団には、ある種の危うさも孕んでいると思うんだなあ。
「着いていけないよ」っていう人も見えないところで量産する危険性がある。

本当に弱みをネックに悩んでいる人をどう救っていくかという問題だ。

強みにフォーカスしていくのはいいと思うけど、弱みが単なる弱みでなく「劣等感」のレベルになっていると、組織の中でとても居心地が悪くなるし、なかなか自分に自信を持つことができなくなる。

前向きな風土を作っていくために「みんなで褒める」ということを奨励している会社が急増中らしい。
でもね、あれこれ賞賛の仕組みを作って形だけの「褒める」をしても、本気で褒めていない人も中にはいるってことを知ったほうがいい。
そのことをわかって、しっかり風土作りをしないとね、長続きしないんだ。
表面的に褒める風土は、弱みをなんとかしたいと思っている人にはつらい風土でもあるんだよね。

褒める、相手を認める、謙虚になる、感謝する・・・。
これらの相手を認めたり、受け入れたりする行為は、自分が強くなければできないことなんだってこと。

劣等感があると、心から人を褒めるってできないものなんだよね。
劣等感を退治していくためには、そのこととまっすぐに向き合うことが必要。
でも、イケイケの「強みで勝負しろ」「ポジティブシンキング」の雰囲気の中で、自分にしっかり向き合うというのはなかなか難しいことだ。

抽象的な話しではわかりにくいよね。
自分の例を話したいんだけど・・。

ボクはビジネスマン生活を始めたとき、コンプレックスに感じていたことが二つあったんだ。
それは「人前で話すことが苦手だ」ってこと。よく言えば思慮的というか、考えるタイプだったんだけど。
もうひとつは「几帳面じゃない」ってこと。よく言えば臨機応変なんだけどね。

これを克服できなかった最初の頃は、仕事が全然楽しいと思えなくて自分の世界に閉じこもっていたし、何をやっても真からの自信にはつながらなかったんだ。

あの頃自分が、強みで勝負しようと思って、二つのことを克服しようと思わなければ今の自分はなかったなあ。

この二つのことから解き放たれた時から、色々なことにチャレンジできる自分になったんだ。

弱みや、劣等感とは、しっかりと向き合うことが必要だ。
勢いだけの自信家を量産しないように気をつけなくちゃいけないと、思ってるんだ。


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